どうなるアーセナル

セスクのバルセロナ移籍が正式に発表されました。
ツイッター上では当たり障りのないコメントにしましたが、
本音を言えば、セスクが両方のクラブに良い顔しようとし続けたことで
結果的にアーセナル側がかなり迷惑を被ったかと。
悪者になってくれた方がまだ良かったかもしれません。

移籍金が安いだの言ってるアーセナルファンがいるけど、セスクは中盤の選手なので、
全体的な風潮として前線の選手よりは評価額の基準が下がるだろうし、
何よりも交渉相手がバルサオンリーなのがタチが悪い。
他のビッグネームは競合の元で移籍金がつり上がってるわけだし。


あとはナスリですが、こちらも時間の問題。
契約が残り1年の選手にあれだけの大金積んでくれるのであればありがたい。
ただ、今はテベスとのトレードなんてネタが出回っていますw
もしかすると、アーセナル側がどさくさにまぎれて
シティの選手を本来の適正価格よりも安めに仕入れようとしているのかも。
それがテベスなら面白いけど、半年後にはトランスファー・リクエストを出しそうw



上記2名に加え、アルムニアベントナーも移籍が難航しているとはいえ、
このままチームに残留ということは無いと思われます。
この4人が移籍すれば6000万£以上の資金がアーセナルの手元に入ることになると思われます。


以前、補強の優先順位として、「左SB>CB≧CH>CF>その他」としていましたが、
プレシーズンマッチ、そして開幕戦の出来、選手の移籍状況からすると、
以下の優先順位にした方が良さそう。


CH>WG>CB>SB≧CF


一番金をかけるのはWGで。
CHに関しては、ソングとウィルシャーが当確なので、彼らとのバランスを考慮しないといけない。
セスクの後釜が務まるCHなんて世界中探してもなかなかいないでしょう。
シャビ、イニエスタスナイデルぐらいじゃないと厳しいけど、
今のアーセナルが獲れる選手ではない。
将来的にはベルカンプ推薦のエリクセンに来てほしいけど、本人も言うようにまだ1年早い。

そもそも、4−3−3であれば本来WGがチャンスメーカーとしての仕事をもっとするべきで、
アーセナルはその点セスクへの負荷が重かった。
そういうわけなので、CHに求められる条件はセスク並のアシスト能力やゲームメイクではなく、
形はどうであれ攻守両面でチームに安定感をもたらすこと、の方が現実的かと。
具体的な選手名は敢えて挙げないけど、ロシツキーラムジーをベンチ送りに出来る選手であることが条件。

この流れでいくと、WGに超主力級の選手が1人必要ということになる。
今噂に挙がっている選手では、アザール、マタがこれに該当する。
ジャジソンはプレースタイル的にはアーセナルに合いそうだけど、
ジャジソン1枚では不十分だと思う。それならもう1人攻撃の主軸となる選手が要る。


CBに関しては、ヴェルマーレン、コシェルニーにもう1人加われば合格点。
個人的にはケーヒル推薦し続けてるんだけど…
ベンゲルが当初P.ジョーンズをターゲットにしていて、現在ジャギエルカ本命なら、
そもそもCBにはそれほど高さを求めてなくて、今夏のターゲットには
CBとCHをこなせるポリバレントなタレントを求めていたことになる。
ソングの控えがフリンポンという現状だから、その選択肢も有りと言えば有り。



移籍市場が開いているのはあと2週間。
この間にCH、WG、CBの3人を連れてくることが出来れば一応は満足する。
逆に言えば、元々補強が必要なのに2人主力選手が抜けるわけだから、
2人以下の補強であれば今夏のアーセナルの補強は大失敗に終わったということになる。