数字上の可能性

数字上は、まだアーセナルにも優勝の可能性が残っています。
首位のユナイテッドには勝ち点差6で、2位チェルシーは得失点差2なので、
今後ユナイテッドが大コケすればタイトルの芽はある。




だけど、だけどね・・・
万が一それでタイトルを取ったとして、素直に喜べるだろうか。
いや、喜ぶだろうけど、そんな未来のイメージが描けないのが
最近のアーセナルの体たらくぶりを見て抱く率直な感覚。


いくつかのタイトルレースから脱落し、最後の望みだったリーグタイトルも
自分達の過ちから逃そうとしている。
この時期になると、必ずと言っていいほど言い訳を始める人が出てくる。
あるファンは怪我人が多かった、また別のファンは不利な判定が多い、
タイトル獲得よりも面白いフットボールが観たい、
他のチームはアーセナルよりも金を使っている、
アーセナルは健全経営で優勝争いが出来ている模範となるべきチーム、
指揮官に至っては2位でも悪くないとか言い出す始末。


実際のところ、個人的にも判定に不満のあった試合はいくつかある。
だけど、特にシーズン序盤はアーセナルの方が判定の恩恵を受けていた面はあるし、
今季はユナイテッドだってチェルシーだって怪我人がいっぱいいた。
今のアーセナルヴェルマーレンがいないぐらいで、他は大体メンバー揃ってるし、
でも揃っていても勝ち切れない。勝ち試合を落とす。


以前、モウリーニョが準優勝で満足するのは敗者の哲学だって語ったことがありました。
今週、スペイン国王杯でマドリーがバルサを破り優勝しました。
マドリーの選手達の歓喜の姿、モウリーニョの胴上げ、優勝パレードの模様とか
色んな映像を観ていると率直に羨ましく感じた。
タイトルを獲るか獲らないかの違いは、心で思う以上の違いだ。