シーズン総括その3


アーセナルの各選手の個人評価。




セスク:7.5
前半戦は印象的なゴールを多く決め、
怪我以降は失速したものの攻撃の組み立てなど、最低限の仕事は果たした。
活躍して当たり前、というぐらいの中心選手だけどまだ21歳になったばかり。


フラミニ:7.0
たとえミランに移籍したからといって、
今季の彼の評価が下がるなんてことはない。
中盤の底で攻守のバランスを取り、積極的なプレス、攻撃のビルドアップで
多大な貢献を果たしました。
前も言ったけど個人的に評価してるのは守備面よりも攻撃面。
むしろ守備面ならフラミニ以上はいくらでもいて、
攻撃面でもフラミニよりも捌ける選手は少なくないけど、
アーセナルのパスサッカーにこれほどフィットした守備的MFってのはなかなかいない。
それは4シーズンもアーセナルで過ごしてきた経験値あってのものですが。


ジウベルト:4.5
アンリ移籍でキャプテンに繰り上げかと思いきや、副キャプテンにも指名されず、
コパの参加でチームへの合流が遅れている間にレギュラーの座を奪われ、
メンタルコンディション、試合勘ともに落ちた今季はおそらく
アーセナル加入以降最悪のパフォーマンスが続いた年だった。
終盤に何とか持ち直してくれたので、来季もし残留するのであれば
ベテランとしてチームを支えてほしい存在。


デニウソン:5.0
彼の年齢を考えれば、昨シーズンが出来過ぎだったと考えるべきか。
セスクのバックアッパーという重責を果たすことは出来なかったが、
技術面は申し分無いのであとは攻撃の際に気が利いた動きさえ出来れば。


ソング:5.5
今季はCBにコンバートし、主にカップ戦で活躍。
リーグ戦でチャンスが巡ってきたのは終盤になってからだったが、
今季は十分ポテンシャルを見せることが出来、来季の更なる飛躍を予感させた。




フレブ:6.5
前半戦はMVP級の働きをし、後半戦はチームの失速の要因にもなった。
フレブにとってはトップ下が最も輝ける場所だということを示すことが出来たが、
同時にアーセナルにとってそれはベストでは無いことも示してしまったと思う。


ロシツキー:6.0
長期離脱の前までのパフォーマンスなら7.0〜7.5ぐらいの出来。
ロシツキーはシンプルなプレーが多いが、高レベルでそれをやれる選手というのは意外に少ない。
手術を決断したということで、もしかすると来季の開幕にも間に合わないかもしれない。


エブエ:5.0
プレシーズンマッチでは縦への意識が強く、サニャとのコンビはかなり強力になる予感さえあった。
が、いざシーズンに入ると中への意識が強くなり、SBの視野でプレーするので
結果的にサニャのオーバーラップを活かすことが出来なかった。
中盤の中では繋ぐだけでなくボールを運べるのである意味アクセントにはなったが、
単純にミスが多いのと結局ノーゴールに終わったのが大きなマイナス要因。
コンバートは成功とは言えないかなあ・・・


ディアビ:5.0
現状ではまだ雑魚専の域を脱していない。
技術面では良いものを持ってるし、CLのリバポ戦みたいにちゃんと動いてくれれば
もっと使い勝手は良くなりそうだが、何気に怪我が多いのも気になるところ。