07-08 → 10-11までの戦力の変移


無冠6シーズンの中で最もタイトル獲得するに相応しいクオリティがあったのが
皆大好き07-08シーズンのアーセナル
あの頃からどの程度戦力が変化しているか簡単にまとめました。


ゴールキーパー
07-08:アルムニアレーマン、ファビアンスキ
10-11:シュチェスニー、ファビアンスキ、アルムニア、(レーマン


GKはあんま変わってない。
07年〜09年あたりのアルムニアはそこそこ良いGKでしたが、
イングランド代表入りをカペッロが否定した途端パフォーマンスが悪くなった印象。
レギュラー奪取や代表入りといったモチベーションを上げる材料がいかに重要かってことですね。


ファビアンスキはポカしまくりだったが、ベンゲルが我慢し続けた結果、
10-11シーズンでは覚醒の兆しも見えました。
それだけに怪我は残念でしたが、代わりにシュチェスニーが台頭してきました。
今季はどちらが正GKを務めるでしょうか。
一応補強の可能性もありますが、アルムニアも残留するようだと補強は無いかな。


戦力の変移としては、将来性も加味するとプラスかな。




センターバック
07-08:ギャラス、トゥレ、センデロス、ジュルー
10-11:コシェルニー、ジュルー、スキラッチヴェルマーレン


07-08は基本的にギャラス、トゥレがフル稼働、トゥレ不在の時期はセンデロスが頑張ってた印象。
シーズン終盤はこの2人がパフォーマンスを落とし、ギャラスキャプテンシーも疑問視され出しましたが。
ジュルーはいたけど怪我だったような…印象に残っていない。
10-11はヴェルマーレンが実質1シーズンアウトの状態だったので、変移としてはマイナス。
ヴェルマーレン入れてやっと±0といったところか。


よくよく考えたら、あのシーズンの後はパワフルなCBが必要って言われてて、
あれから3年経ってもまた同じこと言われてるんですね。





サイドバック
07-08:サニャ、J.ホイト、クリシー、トラオレ
10-11:サニャ、エブエ、クリシー、ギブス


ここはあんま変わって無いけど、クリシーはこの頃が一番良かった。
あの時は、今みたいな状況になるとは夢にも思いませんでしたね。
クリシー=ポカが多いのイメージがつき始めたのは例のバーミンガム戦からですが。




セントラルミッドフィルダー
07-08:セスク、フラミニジウベルトディアビデニウソン、ソング、L.ディアラ
10-11:セスク、ウィルシャー、ソング、ディアビデニウソンラムジー


出ていったのがフラミニジウベルト、ラスといった守備的MFばかりで、
その後に台頭してきたのがウィルシャーラムジーといった攻撃重視のMFってのが、
今のアーセナルのチームバランスの悪さを象徴している。
一番守備が出来るMFがソングってのはあんま良くないですね。
ソングも明らかに攻撃型のMFですし(守備意識ももう少し高めないと守備的MFとは言えない)


しかも、当時は2センターだったのが、今は3センター。
今の3センターが当時の2センターに勝っているかどうかは判断の分かれるところですかね。
周囲とのバランスを考慮するとマイナスになってる印象はありますが。




サイドハーフ
07-08:フレブ、ロシツキー、エブエ、ウォルコット
10-11:ナスリ、ウォルコットアルシャヴィンロシツキー


当時のメンバーよりは個人での得点能力は明らかに高い。
チャンスメイクは個人間の比較だと微妙だけど、
連携含めると当時の方が良かったという印象はあります。
それから、当時の方が守備は格段に良かった。




センターフォワード
07-08:アデバヨールファン・ペルシー、エドゥアルド、ベントナー
10-11:ファン・ペルシー、シャマフベントナー


パッと見、エドゥアルド≒シャマフとした場合、アデバヨールがいなくなった分だけマイナスな印象。
当時よりファン・ペルシーはストライカーとして本格化しましたが。




こうして振り返ると、後ろのポジションの方は07-08からメンバーはかなり変わってるけど、
総合的な戦力としてはあまり変わっていないという印象。
当時、無冠で終えた時は守備の補強が必要って言われていたので、
まあここまでgdgdやってきたってことでしょうか。


中盤から前に関しては、明らかに戦力が落ちているので、各ポジション補強しなきゃ
当時の戦力値には到達しないってところ。