日本人選手の可能性


来季に向けてのビッグニュースの1つが、宮市がプレシーズンをアーセナルで過ごすということ。
そこでの出来次第では来季アーセナルでプレーすることが出来るかもしれません。
労働許可に関しては、今度は特例措置で通るんじゃないかと。


宮市はウイングのポジションになるので、現行システムが最もフィットし易い。
4−4−1−1とかに変更すると、若干やり難くなるかもですね。
現状、サイドはナスリ、ウォルコット以外だと
アルシャヴィンロシツキー、エブエ、ベントナーといった退団の可能性があるメンツなので、
宮市の出来次第では枠は十分に確保出来る。
ってか、メンツ的にナスリは残留させなきゃヤバいなw


あと、同じポジションにはランズバリーが入ってくる可能性有り。
少なくともプレシーズンでは帯同すると思われ、CHは激戦区なのでサイドに回るんじゃないかなと。
あとは加入すればだけどリカルド・アルバレスですか。
センターラインの選手入れ替えはリスク高いですが、サイドは現状それほどでもないので、
個人的には宮市が残ることに期待しています。
チームに残留出来るということは、それだけのクオリティが認められるということですからね。
デニウソンがどうとかベントナーがどうとかいう突っ込みを抜きにすれば。。。


まあ、贔屓目抜きにしてもチームにはいないドリブラータイプの選手だし、
ウォルコットよりはドリブラーとしてのインテリジェンスは備えているはずなので、
1年間使ってあげればより成長出来るのではないかと。
ただ、アーセナルはそれを待つべきチームではないです。待ってくれるチームかもしれないけどw




一昔前だったら、日本人選手がアーセナルでプレーしているところなんて
想像も出来なかったけど(稲本いたけどw)、
ここ1,2年の日本人選手の成長ぶりを見ていたら、
そんな将来はもうすぐそこまで来てるんじゃないかという希望が見えてきました。
その最先端にいるのが宮市ってことになりますね。


ちなみに、現時点で他にアーセナルで通用しそうな選手を数名リストアップしました。
有名どころしか選んでません。


長友(インテル
すでにアーセナルよりも格上のクラブでプレーしているので当然っちゃ当然。


内田(シャルケ
ドイツ1年目での内田の成長には驚かされた。
長友についてはフル代表デビュー戦観た時から大体は認めていたので意外性は無かったけど、
内田に関しては正直これまであまり評価していなかったので嬉しい誤算でした。
サニャみたいな無尽蔵に運動量があるタイプではないけど、攻撃のビルドアップに絡めるし
クロスの精度も高いので、今のアーセナルにはいないタイプのSBですね。
言い換えると、ベンゲルが求めているSB像とはちょっと違うのかもしれませんが。


長谷部(ヴォルフスブルク
中盤で献身的なプレーが出来るし、ほとんどのプレーを平均以上の水準でこなせる。
プレミアのガチムチ軍団に比べるとフィジカルは弱いけど、
それでもブンデスで3シーズンプレーしていますからね。
日本代表ではキャプテンを務めていて、パーソナリティの面でも問題なし。
ただ、アーセナルのCHは激戦区だし、アーセナルが狙うべき選手は他にいる。


本田(CSKAモスクワ
今や日本代表の中心選手にまで上り詰めましたが、所属クラブでは微妙なポジションに。
ただ、本田の持っている要素ってアーセナルには欠けているものが多いので、
そういった意味では面白いかなーと思います。
例えば、ゴールへの意識の強さだったり、そのキャラクター。あとはフリーキック
ただ、アーセナルのパス&ムーブのサッカーが本田の肌には合わない気がします。


香川(ドルトムント
タイプ的には本田よりも香川の方が明らかにアーセナルっぽい。
トラップのセンスや、PA内での落ち着きようといい、
オンザボール以外の部分での技術面も光ってるなーと。
この点においては、今のアーセナルのほとんどの選手よりも上なんじゃないかなと。
勿論、個人的にはドルトムントでもう1年やってほしいですけど。




まあ、こんだけ書いといてあれですが、アーセナルでプレーしてほしいのは今のところ宮市ぐらい。
日本人の贔屓目抜きに・・・と言いたいところですが、贔屓目は若干あります。
去年のワールドカップや今年のアジアカップを観ても分かるように、
日本人のあの逆境におけるプレーっていうのは単純に気持ちが熱くなる。
そういった面がアーセナルの中で見られるようになると、幸いだなあという思いはあります。