その他の試合


オランダ対ブラジルは、オランダの逆転勝利。


今回はブラジルが頭一つ抜けてると思ってたけど、ビハインドの状況になってからのブラジルは思いのほか脆かった。メロがアホな退場してなきゃ違った結末があったかもしれないけど、今回のブラジルはタレントよりも規律を重視するあまり、個で試合を壊せる選手がいなかったですね。ロビーニョ、カカがいれば十分な気もするけど、ブラジルにはそれだけじゃ足りない。点が取りたい場面で切れるカードがL・ファビアーノニウマールぐらいじゃ、さすがに厳しいと思った。


オランダはファン・ペルシーが今大会まだ大した仕事は何もやってないのが不満だけど、チーム全体としてのバランスは良い。ただし、所々チグハグな箇所もあるので、優勝ってのは個人的には可能性まだまだかなーって思うけど…。




ウルグアイ対ガーナは、最後の最後に凄まじいドラマが待っていた。


スアレスPA内でゴールになりそうなボールを意図的に手で弾きだして一発レッド+PK献上となったわけだけど、まさかあのPKが決まらないとは…。あの瞬間のスアレスの喜びようは分かる気がする。
あれでPK戦に縺れてしまったわけで、その時点でガーナは勝利から見放されていたのかなと。南米勢は基本的にPKは巧い。


延長後半終了直前のPKを外してしまったギャンは、試合後に当然涙を流していて、見ていたら日本対パラグアイを思い出したりして、自分も色々やばかったです。今後W杯でPK戦を見てしまったら、毎回あんな気持ちになってしまうんだろうか…w
スアレスの出場停止は1試合どころじゃ済まないかもしれないので、正直それだけが残念ですが、彼自身は全く後悔してないでしょうね。とにかく、色んなドラマがありましたし、W杯の歴史において語り継がれる試合だったかもしれない。




オランダ対ウルグアイは順当にいけばオランダですが、ブラジルが負けたりするW杯なので何が起こるかふたを開けてみるまでは分からないですね。フォルランスアレスが揃っていればウルグアイがいけるんじゃないかと思っていたのですが。EUROの時はアルシャヴィン擁するロシアがオランダを下した時のように…。