もう7月です

1週間色んな事があったけど、W杯ってのは本当に大きなイベントなんだと感じさせるのが、日常生活の中で毎日その話題が尽きることが無いこと。日本の試合だけでなく、オランダやスペイン、ドイツなど色んな試合の話をする。フットボールの単純なクオリティの高さであれば、CLの方が上だとは思うんだけど、W杯ってのはそれとは別の意味で特別。




日本代表はPK戦の末、惜しくもパラグアイに敗れましたが、今回の日本代表は本当に最後まで戦っていましたね。ドイツW杯の時とは全然違った。チームとしてのまとまりもあった。
正直、中田英が試合後に言ってたように地力の差は感じたんだけど、最後まで集中力を切らさなかったことがPKまで縺れさせた要因。ただ、日本代表の流れになった時間帯にチャンスをものにすればってのはあって、そのへんがまだ力が及ばなかったというところ。
守備面に関しては前に前に出て前線からのプレスっていう岡田監督の当初のコンセプトから、リトリートして後ろで守備のブロックを作り、守り切るっていう現実路線に切り替えたのは正解で、この戦い方でなら強豪と当たってもそれなりに渡り合えるという手応えはあった。このへんは選手同士で話し合っての意見を反映してたみたいですね。日本代表の選手って良くも悪くも忠実なので、守備の意識を重視しておけばある程度は集中を切らさずに守れるってところでしょうか。実際のところは、代表よりもチームとしての練習時間が多いクラブチームでさえ守備の意思統一や連携面の課題というのは簡単に克服出来ない問題なので、それを短期間でやってのけた日本代表というのは実は凄い。岡田監督はマリノス時代も守りの堅いチームを作ってたので、そっちの方が簡単なんでしょうね。
攻撃面については、なかなか代表にフィットしてなかった本田を1トップ起用という形でフィットさせたのが大きかった。とはいえ、連携面等まだまだ足りないところも多く、やはりチームとしての方針を変えてからの時間が少なかった。


それにしても、PKでの決着というのはその過程において必ず誰か失敗する者が出てくるわけで…。それが今回は駒野になってしまったんだけど、あれは見ていて辛かった。


今後の日本代表については、W杯が終わってからまた書くとしますが、まずはお疲れ様ですね。