絶対ロンドンには住みたくない


何なの、あの雨。




アーセナル  0 − 3  チェルシー


アーセナル
GK:アルムニア
DF:サニャ、ギャラスフェルメーレン、トラオレ
MF:デニウソン、ソング、セスク
FW:ナスリ、エドゥアルド、アルシャヴィン


チェルシー
GK:ツェフ
DF:イヴァノビッチ、カルバーリョ、テリー、C・コール
MF:エッシェン、ミケル、J・コール、ランパード
FW:ドログバアネルカ




前半はホームのアーセナルが中盤で精力的にボール回しをしていた。だが、肝心なPA付近からチェルシーの重厚な守備陣が立ち塞がる。途中からナスリとアルシャヴィンのポジションを替えてみたり、色々やってはみるけどポセッションで優位に立ててもツェフを脅かすような場面が無い。


一方のチェルシーは中盤でこそ劣勢だったものの、そもそも高い位置からのプレッシングというよりも深い位置の守備を分厚くして守るって形だったので実際の構図はそれほど劣勢ではなかったのかも。攻撃は基本的にドログバアネルカの2トップでカウンター狙い。多分、今世界最強の2トップだな。


そんな中、前半の40分過ぎにテリーが自分でボールを持ち込み、そのタイミングでDFラインのギャップをついたキャッシュにスルーパス。キャッシュのクロスにドログバが右足で合わせて先制ゴール。その後、アネルカのキープ→キャッシュのクロスをフェルメーレンオウンゴールで0-2
正直、この時点で勝負あった。




後半開始からアーセナルはソング→ウォルコットで4-4-2気味に変更。しかし、代わりに入ったウォルコットは全く良いところなし。ランパードカバーリングが的確過ぎるぐらい効いていた。その後、エドゥアルド→ヴェラ、ナスリ→ロシツキーと選手交代してもほとんど変化無し。ヴェラは左サイドに開いてプレーすることが多かったけど、誰がFWやってたのか分からない事態に。普通にFW不在ですな。この閉塞感は06-07終盤でFWがバチスタとアリアディエールしかいなかった時に感じてたのと似てる。


チェルシーは無理して攻めず、時間をゆっくり使う。アーセナルはソングが下がってから実質デニウソンの1ボランチだったが、アネルカとかデニウソンやトラオレにマークされても全く相手にしていなかった。結局、追加点はドログバの凄まじいFK一発だけだったが、チェルシーがもっと本気で点取りにきてたら更に点差がついていた。




これはファン・ペルシーがいたらとか、クリシーがいたらとか、そういう次元じゃない。今のアーセナルが出来る100%のフットボールでもチェルシーは倒せなかったと思う。
単純にチームとしてのポテンシャルの限界を感じました。
ただ、それでも他に突っ込みどころはあって、今のアーセナルが雑魚専ってのは前から言ってはいたことだけど、ホームではもっと良い試合をしてほしかったし、せめて気持ちを見せてほしかった。今日に関しては、気持ちを見せようとしたところでチェルシーが何度も勢いを殺してた感はあるけど。