エミレーツ杯を終えて


ウィルシャーが大きなインパクトを残したというのは置いといて、今季のプレシーズンマッチを見ていて特に興味深いのはフォーメーション。
明らかに4-3-3(4-5-1)の3センターにシフトしている。


このフォーメーションだとベントナーがサイドでファン・ペルシーが中央だったりというのは昨季と同様。今のところ中央のストライカーの位置はファン・ペルシーかエドゥアルドが務めている。アルシャヴィンは左サイドをベースにしていて、その関係上ウィルシャーが右サイドに入っていた。ウォルコットが合流すれば彼が右サイドに入ることになると思う。


ロシツキーは3センターに入っていて、怪我で長期離脱しているナスリもおそらくこのポジション。こう見ていくと、アタッカー陣の選手層は充実してきている。




今後課題となるのは、膠着状態をいかに打破出来るか。
正直、エミレーツ杯の相手はぬるかったので、ここで優勝したからといって決して楽観視は出来ない。特に相手のプレスが全体的に緩かったので、この面がシーズンに入ると最も異なる点だと思う。今の前線にはテクニックがあって小回りが利く選手が多いけどフィジカル的には弱いので、シャマク獲得に本腰を入れているとしたらその狙いが分からなくもない。ベントナーにはポストワーク向いてないし。


ただ、更に優先順位が高いのは中盤の底。結局、昨季から言われ続けている弱点がまだ克服出来ていない。CBについてはセンデロスシルヴェストルの去就も関わってくるだろうけど、ハンゲランドは少しでも可能性あるなら絶対にほしい。フルハムでEL出場したから今年いっぱいはCL出せないみたいだけど。