総括その5


フォワード


対象はアデバヨールファン・ペルシー、ベントナーエドゥアルド、ヴェラ。
カーリング杯にはシンプソンも出ていて2ゴール上げていますが、
リーグ戦とかの評価に含めるとややこしいので今回はパス。


フォワード陣に関しては、年間通してコンスタントに活躍出来た選手が
1人もいなかった時点で落第点。
アーセナルが良い年は必ずと言っていいほど1人は大当たりしてますからね。
ただ、今季に限っては中盤の弱体化でゴールチャンス自体がかなり減ったこと、
そのゴールチャンスのほとんどがクロスとか飛び道具系だったことが主因。
実際、ファン・ペルシーは今季が今までで一番試合数多かったと思うけど、
それに対する得点率は例年よりも低い。
ファン・ペルシーが以前よりもドリブルでの仕掛けを減らし、
チームプレイヤーに変化した面があるとはいえ、
今季の調子から考えれば昨季までの中盤なら15〜20ゴールは決められたと思う。
しかも、ファン・ペルシーはゴール数と同じぐらいアシストも多く決めている。
FW陣の得点数を批判する人はもうちょっと考えてから批判してほしい。
ただ、ファン・ペルシーは前半戦から怪我なく働き続けてきたので、
終盤にきて息切れしてしまった感はありましたね。
でも、チーム内年間MVPは彼だと思います。


アデバヨールは移籍騒動の影響もあってかコンディションが上がらず。
今季に関しては怪我での長期離脱が多かったのも気になるところ。
チームに欠かせない存在であることは間違いないんですが、
セスク共々中軸が調子を上げられなかったのはチームの不振に直結しました。


エドゥアルドは大怪我から復帰出来たけど、その後怪我を繰り返し
結局リーグ戦には出られないままシーズン終了。
ただ、彼に関しては戻ってきてくれたこと、
プレーの内容自体はトップフォームに戻ったことで十分満足。


ヴェラはカーリング杯で準決勝まで進めなかったのもあって、
なかなかアピールするチャンスが無かったですね。
ちょっとストライカーは飽和状態かなと思います。


そんな中、今季FW陣で最も多くの出場機会に恵まれたのがベントナー
ここまでシーズントータル15ゴールは十分立派な成績。
ファン・ペルシーが18ゴール、アデバヨールが16ゴールだから
数字上では遜色ない働きをしたことになります。
まあ、ベントナーがリーグ戦、カーリング杯、FA杯、CL全部出てるのに対し
ファン・ペルシーはカーリング杯出てないし、
アデバヨールFA杯チェルシー戦以外は出てないけど。
技術的にはまだまだ未熟だけど、サイドでのジョーカー的な起用法をされたりと
確実にチームへの貢献度は高くなったと思います。




総合的には満足してませんが、だからと言って補強が必要なポジションってわけでもない。
中盤のレベルが上がってくれば自ずと結果はついてくると思ってます。
しかも、アデバヨールエドゥアルドなんかは
まだアルシャヴィンと全然一緒にプレーしてませんし。


仮に補強するとすれば、誰かが出ていった場合のみになると思うけど、
狙うなら中途半端な選手だけは絶対にやめてほしい。
まあ、だからと言ってテベス獲れなんて無茶振りは願望はあっても
声を大にして言うことじゃないですね。でも願望はありますw
ベテランどころならグジョンセンは獲れそうな気がするけど。
どのレベルの選手を獲るのかは、失った選手のレベルが関係してくるでしょう。