補強とチーム完成度の向上


この2点が来季への課題として残ったわけですが、
補強とチームとしての熟成度を深めるというのは相反する可能性が高い。
だからベンゲルは補強に関していつも慎重な姿勢を貫くんですが、
チームとしての完成度を高める為の補強なら躊躇することはないでしょう。
アルシャヴィンを獲る時にベンゲルは「若手は十分いる」と言ってたし、
今夏補強するとすれば即戦力選手に絞っていくでしょう。




どう考えても補強必須なのはCB
ギャラスシルヴェストルの残り契約期間はあと1年だし、
キャンベル退団によって失ってしまったDFの柱が必要。
05-06シーズン後半はトゥレがそれになりかけたんだけど、
それ以降コンディション落としたりでパフォーマンスが低下したのは誤算だった。
今年に入ってからの移籍騒動以降はやや持ち直したのかなと思いますが、
ギャラスにしろトゥレにしろ自分のパフォーマンス維持が精いっぱいなんですよね。


ただ、新加入した選手がすぐにDFのリーダーシップを取るのは難しい。
これも時間をかけていくしかない。
タイプとしては大型CBに限定されてきますが、有力候補は
ハンゲランド、アップソン、レスコットアルビオルあたりでしょうか。
ボロや新城が降格すればウィーター、バソングあたりも可能性はありますが若い。
だからこそ獲るってのがありそうで何とも・・・w


個人的にはプレミアリーグ経験者が良いです。




あとはCHでしょうか。
ベンゲルの中で、実際のところソングやデニウソンディアビがどの程度信頼されてるのか。
そこがイマイチ分かりませんが、1年前はアロンソ、バリー、インレルあたりを狙ったので
当然補強は視野に入れてくると思う。
シーズン中盤まではデニウソンがほぼ不動のスタメンでしたが、
4月に入ってからはソングがレギュラーの座を奪い取った感があります。
デニウソンとソングを比較すると、フィジカルや前への意識、パスレンジはソングが上、
攻撃のリズムの作り方とか運動量、カバーリングデニウソンの方が上って印象です。
補強云々関係無しに、彼らにはもっと伸びてもらわなければいけませんね。
あと、ディアビはスケールの大きな選手なんですが、課題は状況判断力。
加入時から同じ課題をずっと言われ続けているし、いい加減成長してもらわないと困る。


話は逸れましたが、既存の選手達が成長しても、
リーダータイプの選手が不在という事態は変わらない。
誰を見てもリーダーシップ取れそうな性格じゃなさそうですしw
現キャプテンのセスクなんかは将来的にはリーダーになれるかもしれませんが、
現状では色んなものを背負わせ過ぎてますからね・・・
そういった負担を軽減させられる選手が必要かなーと思います。
私の中ではバリー、サナが候補なんですが、他に有力な選手いるかな・・・




総合的に見て、果たして両方のポジションに経験豊富な即戦力選手を獲得するのか。
CBに関しては何だか来季もトゥレ&ギャラスを1stチョイスにしそうな気もします。
ベンゲルはこの2人のことをちょっと信頼し過ぎな気もするけど。
ただ、ベンゲルはどちらかと言えば後ろのポジションほど経験を重視する傾向がある。
だからどっちか自分も判断に迷います。
シルヴェストルの位置づけも微妙ではありますね。