FA杯


アーセナル  1 − 2  チェルシー


アーセナル
GK:ファビアンスキ
DF:エブエ、トゥレ、シルヴェストル、ギブス
MF:ウォルコット、セスク、ディアビデニウソンファン・ペルシ
FW:アデバヨール


チェルシー
GK:ツェフ
DF:イヴァノヴィッチ、アレックス、テリー、As・コール
MF:ランパードエッシェンバラック
FW:アネルカドログバ、マルダ



先制したのはアーセナル
先制点が入る前からゲームの主導権はアーセナルが握っていた。
左サイドに開いた状態でアデバヨールがボールを受けると、
内側にオーバーラップしてきていたギブスへスルーパス
ギブスのクロスをウォルコットが左足ボレー。
DFに当たってコースが若干変わり、ツェフの手をかすめてゴール。


その後はアーセナルが所々ミスったところをチェルシーが突くという展開だったが、
ランパードロングフィードを受けたマルダが
中に切り返して右足でのシュートを決めて同点。
エブエのマークが甘かったし、ファビアンスキもニアを抜かれてしまった。


その後は一転してチェルシーが主導権を握ったまま前半終了。


後半のアーセナルウォルコットが右サイドからガンガン仕掛けまくっていた。
膠着状態が続いたが先に動いたのはアーセナル
ファン・ペルシーを下げてアルシャヴィンを投入し、
さらにアデバヨールを下げてベントナーを投入した。


しかし、この直後にチェルシーの逆転ゴールが生まれる。
ランパードロングフィードドログバシルヴェストルが並走する形となり、
ファビアンスキも飛び出してきたがボールを先に触ったのはドログバで、
GKを抜いてのシュートをきっちり決めた。
シルヴェストルとファビアンスキは前半でも飛び出しのタイミングをミスって
あわやゴールというプレーをやらかしている。
両者ともレギュラーじゃないし連携不足なのは分かるけど、同じミスを繰り返すな。


その後慌ててナスリ投入しても時すでに遅し。
自分たちのミスで生んだ逆転負けでFA杯を失った。



アーセナルビジャレアル戦から何人かメンバーを入れ替えてきた。
ソングとナスリを休ませてデニウソンディアビを起用。
サニャは体調が戻りきっておらず欠場。ギブスは怪我が懸念されていたが出場。
アルシャヴィンがベンチスタートというのは意外だった。


フォーメーションはディアビをトップ下に置いた4-4-1-1(4-2-3-1)だが、
時折ファン・ペルシーが中にポジションを取ってくる形。
ボジングワがいたらペルシがサイドをもっとケアしなければいけなかっただろうし、
ギブスがあんなに前線に顔を出すことは出来ていないだろう。


序盤はディアビトップ下がかなり成功していたけど、問題はデニウソン
低い位置で恐いパスを何度か出してミスってたし、
アンカーなのにDFラインと中盤の間に妙なスペースを作っては相手に通される。
相手は特別崩しに来たり揺さぶったりしてないのに
1本のパスで背後を取られるのはいかがなものか。
結局、ビルドアップの場面でもセスクやディアビに比べるとデニウソンは安定しないので
それがそのまま試合内容にも表れていたような印象。
もっと早くナスリかアルシャヴィンを投入するべきだった。




守備陣のミスに関しては、あれが今のレベルでの限界なのである程度は割り切れる。
しかし、ベンゲルの采配が消極的だったのには心底ガッカリした。
まず、アルシャヴィンをスタートから使わなかったこと。
チェルシーにはフィジカルの強い選手が多いので、
ディアビ使って中盤を厚くってことだったんだろうけど、
ペルシを左サイドに回すぐらいだったら使おう。
あと、アルシャヴィンやナスリよりもウォルコットの方が連戦続きです。


それから、もっと気に入らないのが選手交代。
ファン・ペルシー→アルシャヴィンって勝負に行ってないだろ。
あそこでデニウソン下げて負けても悔いは残らなかった。
でも、ああいう意図の分かり難い交代ってのは消化不良感を残す。
そして極めつけがアデバヨールベントナー
もう言うことありません。




そういうわけなんで寝ます。