コメントに補足


ゲンさんとこにコメントした分にちょっと補足。


昨日の試合で3センターでしたが、デニウソンが後ろに残ってたのが
ベンゲルの指示だった場合。


この場合、1トップの選手らと攻撃面で多く絡むことを期待されていたのは
当然セスクってことになります。
デニウソンとセスクを比較すれば、能力的にはセスクを攻撃重視にした方が期待は持てる。


しかし、実際はどちらも前線との絡みは少なく
ただ中盤を厚くしただけの3センターに終わっています。
↑で書いた流れならセスクが悪いの?ってことになるんですが、
実際のところセスクを前線に上げた場合、後ろに残るCHがデニウソン、ソングになり、
攻撃のビルドアップをする段階で彼らの能力に依存する形となる。




フルハム戦の後にデニウソンはビルドアップに絡むのが下手って批判したし、
あれからプレー内容が改善したとも思ってないけど、
結局のところデニウソンはボールを貰いに行く動きの質が悪い。
パスの精度や質が悪いとは思わないけど、状況判断が甘いのか
横パスをカットされるケースが試合の中で確実に見られる。
オフザボールの動きが悪い+横パスをカットされる、
ではビルドアップの能力が低いと言わざるを得ないし、
それに目を瞑るほど守備能力が高いわけでもない。
今のところデニウソンが良い面で目立っているのは、
前線で直接得点に絡む動きをして実際にそれが成功した時であって、
アンカーとしての役割で及第点に至る部分ってのは正直なところ無い。


一方のソングですが、彼の場合はデニウソンに比べると有効打になりそうな
パスを積極的に出したがる傾向はあるものの、パスミスデニウソンよりも多い。
ポジションのバランス取りは上手くやるけど、激しさや集中力が足りないのか、
昨日の失点シーンみたいについていってるだけ、みたいなケースも見受けられる。


話は戻るけど、簡単にまとめるとデニウソン+ソングではビルドアップの質が悪く、
ボール運びがスムーズにいかないので自然にセスクが下がってくる形となり、
その分だけアタッカー陣へのフォローが減ってしまう。
そして、前線で孤立したアデバヨールまで下がってきて攻撃の組み立てに絡むものの、
前線には誰もいないorファン・ペルシーが埋める代わりに左サイドガラ空き、
という悪循環に嵌り易い。


話を辿って行けば、結局デニウソンとソングの力不足なんですよねえ・・・