マイナーな分析


アーセナルが調子を落とした転機はエドゥアルドの怪我ってのが定説ですが(何)
私が昨日あれこれ振り返ってて思ったのは、
ディアラが退団してなければここまで大崩れはしなかったんじゃないかと。
もしもディアラがいたら今頃右SBに入ってたんでしょうね。
中盤ももうちょっとローテが使えたと思う。




あと、今季これほど空中戦に対して脆さを見せた要因としてCBが挙げられるのは当然として、
ジウベルト・シウバが消えたのも少なからず響いているでしょう。


そもそもフラミニジウベルトはかなりタイプが異なる。
フラミニは簡単に言えばボールを捌けるダイナモ
プレーエリアが広く、中盤で相手選手に対して激しくプレッシャーをかける。
一方、ジウベルトフラミニ以上にアンカー役に特化している。
守備面で言えば危機察知能力が高く、プレーエリアは比較的中央寄り。
高さもあり、CBのカバーリングをこなし、DFラインに入ることも出来るタイプ。
その代わり、弱点はボール捌きに難があること。


今季はフラミニがレギュラー奪取し、中盤の底からセスクだけでなくフラミニも捌けるので
アーセナルの攻撃のビルドアップがスムーズにいくようになった。


一方、ジウベルトが完全にレギュラーから外されたことで
ジウベルトは試合勘を失っていきメンタルコンディションも低下、
この状態では持ち味である危機察知能力も鈍り、
いざ試合に出ても中盤でフラフラしているだけになった。
中盤の進化の過程で起こった一種の功罪なんでしょうか。




個人的な意見として、率直に言えば多分ジウベルト
アーセナルでは本来のパフォーマンスに戻ることはない。
よって、アーセナルとしては後ろの方の制空権を得る為に他の道を模索することになる。
センデロスを我慢して使い続け本物に育て上げるか、
てっとり早く既存のCBに匹敵する本格派CBを獲得するか。