日付変わってからが本番

アーセナルは今季も無冠が濃厚。
鼻っから国内リーグとCLは厳しいと思ってたので、今季狙えるとしたらFA杯だと思ってたけど、それが早々に敗退してしまった時点で覚悟はしてました。とはいえ、ここまで国内リーグで食い下がることが出来たのは、単純に他より取りこぼしが少なかった。しかし、肝心なゲームでは勝てていないという印象が強い。


そして、21世紀になって初めてカップ戦以外でのノースロンドンダービーで敗北。私がアーセナル応援するようになってからは初めてです。スパーズに引導を渡されるなんてのは屈辱以外の何物でもない。たしかにアーセナルは怪我人多いが、今回に限ってはスパーズも怪我人多かったしパラシオス不在。こっちはバルサに負けて以来の公式戦だったが、その間にスパーズはFA杯で延長まで縺れた末に敗退。疲労度で言えば、スパーズの方が上だったという見方が出来る。にも関わらず負け。単純にチーム力が弱い。




色んな意見があると思うけど、個人的に思うのはここ2年のアーセナルは進歩していない。ヴェルマーレンの獲得は大成功だったし、ソングやディアビの台頭もあって、チームの土台は以前よりも強固にはなってきている。だが、毎年主力選手を放出しているのは相変わらずで、積んでは崩す行為を繰り返しているのでいつまで経っても頂上には到達しない。


昨シーズン、CLで敗退した時に感じたのはユナイテッドあたりとチームの完成度(熟成度)を比較した場合、圧倒的な差があるということだった。だから、今季は主力を絶対に出してはいけないと感じていた。仮に、トゥレとアデバヨールがいたら今の状況を招いただろうか?と・・・まあ、たらればを言いだせばきりが無くなるのは分かってるけど、結果的にはファン・ペルシー離脱以降はCF不在に悩まされ続けてきたし、シーズン終盤になってギャラスが離脱したあたりからCBの選手層の薄さが明るみに出た。今季のアーセナルは下馬評以上の結果を出した。アルシャヴィンの言葉を借りれば、シーズン3位は大成功と言えるのかもしれない。だが、最終的には開幕前に不安視されていた通りの状況を招き、そこでタイトル獲得の可能性は潰えた。