オランダ遠征


やや書く時期を逃した感がありますが、今更ながら感想を。


まず、これまでよりも格段に代表の中での競争意識が高まったのは間違いないと思います。本田という個性の強い選手が出てきたこと、ガーナ戦で途中出場してきた稲本等の選手が結果を出したことにより。と同時に、真の意味で代表に絶対的といえる選手はいなくなったような気がします。これは良くも悪くもなんですが。


オランダ戦では90分高い位置からのプレスが続かずにバテてしまいましたが、ペース配分を考えるってことはそれだけどこでペースを落とすべきか状況判断力が求められます。あとは前線から最終ラインまでをコンパクトにすることでプレスをかけやすくすれば体力の消耗もマシになってくるとは思うのですが、ガーナ戦みたいに一発で裏を取られて失点ってパターンも考慮しなければならなくなるとバランスが難しいところ。中澤とトゥーリオのスピード不足も露わになってしまいましたからね。個人的にオランダ戦の3点目とガーナ戦の2,3点目はちょっとショックでした(スピード以外の面も含めて)。




本田の言動云々に関してはメディアが煽り過ぎかなと。俊輔と岡田のコメントが格好の餌になったかもしれませんが。その後は代表の各選手が本田を擁護するようなコメント出してますし、チームとしては問題にはならないと思います。個人的には何を喋るかって部分についてはあまり関心ありませんが、その分ピッチで結果を出すことは重要です。本田はこの2試合で結果は出してませんが、チャンスでPA内まで入ってこれてたのは好印象。チームにどれだけフィット出来るかってのはもう少し様子を見る必要があるかと思いますが、彼の能力はエールディビジである程度証明されてますし、それはこれまでの日本代表には無かったもの。久々に期待してみます。