肉体労働の後のような全身の疲労感


今季アーセナルファンの間でたまーに議論が交わされていたのが、
アルムニアは良いGKか?」ということ。
今季のアルムニアのパフォーマンスからすれば良いGKだという意見が大半を占めるだろうし、
ビッグ4の他の正GKにもプレー面では劣っていないという意見が出てくるのも不思議ではない。


ただ、個人的には「今のアーセナルには十分なGK」という感覚で見ている。
基本的にGKが活躍する場面が増えるってことは、チーム全体としての出来は良くないということ。
今季のアーセナルベンゲル政権史上最低なんて言い方までされるほど弱かったわけで、
そんな中でGKが目立つ=パフォーマンス向上なんて流れは珍しくない。
実際、以前アーセナルの正GKを務めていたレーマン
ヴィエラ不在で成績が落ち込んだ05-06シーズンには神懸かり的な活躍を見せたが、
他のシーズンは不安定なプレーの方が目立っていた。
今季のアルムニアは確かに安定したセーブを連発してチームを救っていた。
今のアーセナルにとってはそれで十分過ぎる。
ファビアンスキにはそれが出来なかったので、この2人の間には確かな差がある。
しかし、ニアを埋めるのが甘いとか、プレースキックに弱いとか、フィードの精度など
いくつか弱点があるのも確かで、現状タイトル獲得を目指す上では
他の上位3チームに対して劣っている部分になっていると思う。
とはいえ、現状のアルムニアは総合的には信頼出来るGKであって、
彼の問題云々よりも優先して解決すべき問題は山ほどある。