大きな損失


先週チェルシーとの試合中に怪我の為途中交代したサニャですが、
どうやら3週間は離脱するとのこと。
下手したら4月中にも復帰出来ず、ほぼシーズン終了の可能性も。




これはアーセナルにとっては相当な痛手であることは確か。
アーセナルの最終ラインの選手の中で今季最も堅実かつ安定したプレーを見せていたのは
間違いなく今季新加入したバカリ・サニャである。
ギャラスやトゥレが怪我で離脱することよりも戦力的には大打撃になったと思う。




しかし、現実は受け入れるしかなく、リバポ3連戦、OTでのユナイテッド戦には
バカリ・サニャ不在で臨むことになってしまった。
アーセナルとしてはサニャ離脱の影響を最小限に食い止めなければいけない。




方法としては、以下の3パターンが考えられる。




・エブエが本来のポジションに戻る
単純にサニャの穴を埋めるのならば、エブエが本来のポジションに戻ればある程度計算は立つ。
むしろ攻撃面に関して言えばサニャ以上の活躍を見込める。
ただしエブエが1列下がるということは、その1列前に穴が空くわけで、
そのポジションをどうやってカバーするか考えなければいけない。
ディアビを左で起用してフレブを右に持ってくるか、ウォルコットをスタートから出すか。
いずれにせよ、この方法だとただでさえ攻撃の駒が少ないのにさらに切り詰めなければいけない。




・トゥレが右SBに回り、中央はセンデロスギャラス
守備面に関して言えば、この方法が最良の手段である。
実はエブエよりもトゥレの方がサニャの特徴に近い。
ただし、トゥレは元々中盤などもこなすユーティリティプレイヤーだったのが
近年のプレーを見た限りだと徐々に完全なCBになりつつある。
今季中盤でほとんど何も出来ないところを見ても、
他のポジションで存在感を発揮出来るか不安が残ってしまう。
特に流れの中でのプレーの選択、クロスの精度に関しては不安を拭えないのが率直な気持ち。




・ホイト
今年に入ってから、ベンゲルがホイトに関する評価の中で、
サニャのバックアップはエブエではなく、ホイトに任せるという発言があった。
ただし、これはカーリング杯やFA杯の前であったと記憶している。
果たしてあれだけの試合を見た後に、優勝の可能性が消えようとしているような現状で
ホイトを試合に出すという決断をベンゲルが下すかどうか。