無冠シーズンのベスト選手

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


新年企画というか、本当は去年考えてたネタなのですが、
アーセナルがタイトルを獲れなくなってから今日に至るまでの期間を対象に、
各ポジションのベスト選手を選出するというもの。
05−06シーズンから何のタイトルも獲得出来ていないアーセナルですが、
その間にも素晴らしい選手が芽を出し、才能を開花させ、巣立って行きました。
そんな選手達の功績を讃えるべく、企画した次第です。


ゴールキーパーセンターバックサイドバック
守備的ミッドフィルダー、攻撃的ミッドフィルダー、ストライカーの6部門に分けます。
中盤から前のポジションは一部分類し難い選手がいますので、
あらかじめこの選手はこのポジション、というのを決めておきます。


まずは、各ポジションのノミネート選手から。


ゴールキーパー:以下のメンバーからTOP3を選出
イェンス・レーマン
マヌエル・アルムニア
ルカシュ・ファビアンスキ
ヴィト・マンノーネ
ヴォイチェフ・シュチェスニー


センターバック:以下のメンバーからTOP5を選出
コロ・トゥレ
ソル・キャンベル
パスカル・シガン
フィリップ・センデロス
ヨハン・ジュルー
ウィリアム・ギャラス
ミカエル・シルヴェストル
トーマス・フェルマーレン
ローラン・コシェルニー
ペア・メルテザッカー


サイドバック:以下のメンバーからTOP5を選出
アシュリー・コール
ローレン
エマニュエル・エブエ
ガエル・クリシー
ジャスティン・ホイト
バカリ・サニャ
アルマン・トラオレ
キーラン・ギブス
カール・ジェンキンソン
アンドレ・サントス


守備的ミッドフィルダー:以下のメンバーからTOP5を選出
ジウベルト・シウバ
マテュー・フラミニ
アレクサンドル・ソング
ラサナ・ディアラ
デニウソン
ミケル・アルテタ
フランシス・コクラン
エマニュエル・フリンポン


攻撃的ミッドフィルダー:以下のメンバーからTOP10を選出
セスク・ファブレガス
ロベール・ピレス
フレドリク・リュングベリ
ホセ・レジェス
アレクサンドル・フレブ
アブ・ディアビ
テオ・ウォルコット
トマシュ・ロシツキー
サミル・ナスリ
アーロン・ラムジー
アンドレイ・アルシャヴィン
ジャック・ウィルシャー
ジェルヴィーニョ
オックスレイド・チェンバレン
サンティ・カソルラ


ストライカー:以下のメンバーからTOP5を選出
ティエリ・アンリ
ロビン・ファン・ペルシー
ジェレミ・アリアディエール
エマニュエル・アデバヨール
ジュリオ・バチスタ
ニクラス・ベントナー
エドゥアルド・ダ・シウバ
カルロス・ヴェラ
マルワーヌ・シャマフ
ルーカス・ポドルスキ
オリヴィエ・ジルー



多分こんなもんかな。
ここからの選考基準はその選手のキャリア通しての評価ではなく、
05−06〜12−13中間までの総合的な評価で決めます。
だから、例えばキャンベルなんかは無敗優勝シーズンの活躍が評価対象外。
リーグ戦、CLがメインで、その他カップ戦はオマケ的な評価で。

ベルカンプは一応対象期間内に在籍していた選手ですが、
引退した年だけで評価するのは個人的にあれだったので外しました。



ゴールキーパー

第3位:マヌエル・アルムニア
無敗優勝の翌シーズンからアーセナルに加入し、
07−08シーズンに正GKの座を奪取。
一時期はイングランド代表を目指していました。
いつの間にかアーセナルを去りましたが、時にはキャプテンマークを巻き、
最後尾からチームを支えてくれました。


第2位:イェンス・レーマン
加入年に無敗優勝を経験し、05−06シーズンのCLでは決勝まで無失点、
準決勝ではリケルメのPKをセーブするなど、
アーセナルの躍進に多大な貢献をしてくれました。
同時期にドイツ代表で正GKの座を奪取するなど、
アーセナルでキャリアハイを迎えた選手の1人。

第1位:ヴォイチェフ・シュチェスニー
ローンから帰還した10−11シーズン途中に出場機会を得ると、
そこからチャンスを掴み、翌シーズンからは正GKの座を守っています。
セーブ率の低さやキック精度の低さは課題ですが、
往年のアーセナルGK陣が弱点としていたハイボールには自信を見せ、
というか彼は基本的にメンタル強いのが伝わってくるので心強いです。


レーマンシュチェスニーはどちらを上にするか迷いましたが、
僅差でシュチェスニーってところかな。
シュチェスニーにはまだまだ足りない部分もあるし、もっと上を目指してもらいたいです。



センターバック

第5位:ペア・メルテザッカー
昨シーズンからアーセナルに加入し、
今シーズンは素晴らしい活躍でレギュラーの座を掴んでいます。
スパーズ戦でようやくヘディングの初ゴールを決めましたが、
体格をセットプレーでは更に活かしてほしいです。
ノミネートした選手の中では最も読みに優れたCBだと思います。


第4位:ローラン・コシェルニー
10−11シーズンからアーセナルに加入し、
ホームでのバルセロナ戦ではメッシを封じる活躍ぶり、
そして昨シーズンはプレミアでもベストディフェンターの1人とも言える程の活躍ぶり。
今シーズンは怪我もあって出遅れた感がありますが、
対人守備の強さはプレミア屈指であることに間違いありません。


第3位:ウィリアム・ギャラス
06−07シーズンからアシュリー・コールとのトレードと言う形でアーセナルに加入。
07−08シーズンから翌シーズン途中まではキャプテンも務めました。
パフォーマンスが最も優れていたのは07−08の前半戦で、
キャプテンを降ろされた後はそのまま下降していくかと思われましたが、
そこからは案外安定していてプロフェッショナルぶりを見せてくれました。
チームメイトには随分嫌われていたようですし、パーソナリティには問題があったかもしれませんが、
今でも彼は本当にプロの選手だなと感じることが少なくないです。


第2位:トーマス・フェルマーレン
09−10シーズンからアーセナルに加入し、攻守両面で存在感を出している選手。
今シーズンからはキャプテンに任命され、名実ともにチームリーダーとなりました。
10−11シーズンは怪我で1年間棒に振ったり、今季は一時期不調に陥ったりと、
安定感と言う面ではギャラスよりも1枚落ちるかもしれませんが、
あらゆる局面で存在感を放てる点で総合的な評価は高いです。


第1位:コロ・トゥレ
無敗優勝のシーズンからセンターバックにコンバートし、
05−06シーズンには実質的にディフェンスリーダーに成長したと思います。
対人守備の強さ、総合的な身体能力の高さでリーグトップクラスのCBの1人になりました。
シティに移籍した時にはすでに全盛期を過ぎた感はありましたが、
それでもアーセナルでの貢献度は未だに最も高いDFの1人だと思われます。



センターバックはそんなに迷わなかったな。
センデロスもジュルーも一時期は期待されながら花は開かなかっただけに、
育てるのが難しいポジションだということが分かる。
フェルマーレン、コシェルニーはアーセナルでメジャーになった選手だけど、
その前から実績は挙げてるわけだし。


長くなったので続きは今度。

ウォルコット覚醒

去就の怪しい選手が覚醒するのは仕様でしょうか?


年内最後の試合となったニューカッスル戦でウォルコットハットトリック
ジルーは途中出場で試合を決定づける2得点を記録。

今のところチーム内の序列はウォルコットポドルスキ、ジルーが高く、
その次がチェンバレン、続いてジェルヴィーニョってところか。

最近はFW3人とも決定力が高いので、あとはそこまでのチャンスメイクが問題だな。
FW陣は得点力があっても、プレッシャーが強いとボールの収まり自体が悪くなって、
チャンスメイクが難しくなる。
オープンな展開の時は信頼出来るから、そうじゃない時の解決策。


それはともかく、ウォルコットは早く契約延長してください。

プレミアリーグ前半戦振り返り

ユナイテッドは失点数の多さが目立つが、接戦をものにし続けている。
他のチームは取りこぼしが多いので、結果的にユナイテッドの独走状態。

ただ、失点数の多いチームは一度勝てなくなると立て直しが難しい。
無敗優勝の翌シーズンのアーセナルがそうだった。
ユナイテッドはそのへんの立ち直りが早い傾向があって、アーセナルは逆だけど。


最少失点はシティでもチェルシーでもアーセナルでもなく、
何とストーク・シティがプレミア最少失点。

最多得点はダントツでユナイテッド。
他のチームは1試合平均2点以上取っていない。
シティの不発ぶりが気になるところ。

アーセナルはホーム成績が12位で、アウェー成績が3位。
細かいデータは全く見てないが、印象としては引かれると弱いっていうことだろうか。


今季期待以上の成績を挙げているのはウエストブロム。
スウォンジーも監督、主力選手が引き抜かれたが上手く次に繋いだ。
例年だと後半戦から強いエバートンが序盤から好調なのも印象的。

期待はずれというか、まだ時間がかかりそうだなと感じたのはリバプール
ある意味ではスパーズもその分類か。
ユナイテッドは香川をどのように組み込んでいくかと思ってたけど、
結果的には例年通りで、ただ単にRVPが加わって攻撃力上がっただけじゃねえかw
シティはロドウェルやらハビ・ガルシアやら獲ったが、
同じポジションそんなに増やしても効果的では無かった。

ヴィラは2試合で12失点を喫したが、ベンテケ、ヴァイマンの2トップとかなかなか面白いし、
若い戦力が中心となってチームを再構築中なので、後半戦に期待したい。



何だか話がまとまらないけど、後半戦の展望としては、
ユナイテッドはさすがに今みたいにタフな戦いを勝ち続けるのは厳しいと思う。
ヴィディッチ不在、リオの衰えで守備の核が決まっていないのは課題。
シティは最近見てないのでよく分からないけど、地力はあるので後半戦ある程度挽回するのでは。
それよりも、一時期は首位を走っていたチェルシー
ベニテス体制で案外巻き返してくると予想している。
チェルシーは監督を切り過ぎだが、今までそうやって盛り返しているのも事実。
優勝争いはこの3チームだろう。

4位争いはアーセナル、スパーズ、リバプール、あとの大穴枠はエバートンかな。
他のチームはさすがに対抗するだけのスカッドが無い。

プレミアリーグの前半戦ベストイレブン

個人的に選出したもの。

GK:
ベゴヴィッチストーク・シティ
DF:
ショークロスストーク・シティ
フェルトンゲントッテナム
イヴァノヴィッチチェルシー
ベインズ(エバートン
MF:
フェライニエバートン
ヤヤ・トゥレマンチェスター・シティ
マタ(チェルシー
ベイル(トッテナム
FW:
ミチュ(スウォンジー
ファン・ペルシー(マンチェスター・ユナイテッド

悩んだ末に落としたのはカソルラスアレス
CBは何人か候補いたけど、どれも決め手に欠けたので
移籍1年目からフル稼働しているフェルトンゲンを選出。
と言っても、SBの出場機会の方が多かったかなw
まあ、必ずしもCB2人、SB2人の選出にこだわる必要無いし、本職CBだからいいか。

後半戦に向けて

前半戦の時点で特定選手の酷使、それによる疲労からと思われるパフォーマンスの低下があり、
後半戦は更にきつい局面というのが出てくると予想される。
これを補強無しで乗り越えるのは困難だと思うし、
適材適所の補強は必要だろう。

右SBはサニャを売らない限りは補強しないだろうけど、
左SBについてはA.サントスが干され気味でもあるし、
ギブスのパフォーマンスにも満足出来ない現状なので、
補強に動いてほしいなあ。
他にもっと補強が必要なポジションあるし、サントス売らない限り補強しないだろうけど。

中盤はディアビがあてにならないことを再確認したので、補強は必須。
サイズのある選手が最低条件だけど、守備専はNG
ビルドアップの負荷もアルテタと分散出来る選手がいいな。

FWはウォルコットの去就次第だが、いずれにせよ最低1人は確保したいところ。
フンテラールは契約延長したらしいので無しだけど、個人的には元々無しだったのでどうでもいい。
今ほしいのはフィニッシャータイプじゃなくて、組み立てにもっと貢献出来る選手だね。
スペイン人FWはその辺の信頼性が高いと思うけど。
CFだとジョレンテ、3トップどこでも器用にこなせそうなのはアドリアン・ロペス
大穴でビジャって線もありえますね。
それ以外だと今のところはデンババさんが残ってるのか。

前半戦振り返り〜総合

とにかくゴールが少なかった印象。
点が沢山入る試合もたまにあったけど、それ以外は本当に少なかった。
今季のチームはまだバランス構築の真っ最中なんですな。
昨季より仕上がりが遅いのは、攻撃陣に新加入選手が多いからだろう。

中盤にアルテタ、ウィルシャーがいるのにあれだけビルドアップに苦戦しているのは、
チームとして明らかに欠陥があることの証明だな。
アルテタにしても、今季は守備面の負荷が重過ぎて、攻撃面の良さまでスポイルされてる印象。
ソングが抜けた穴が大きいし、最終ラインの人選もビルドアップの能力とか無視してるからなあ。

前線はファン・ペルシー放出の影響が特大。
ゴール数という結果にも表れているし、攻撃時の組み立てにおいても
CFにボールが収まらないから攻撃が横方向の、敵から見て安全地帯でしかボールが回らない。
カソルラは上手いんだけど、周りが下手だから丁寧さが時に逆効果にもなる。

ベンゲルについては、試合中の采配自体は流れを読めてたと思うけど、
そもそものチーム作りが今季はまだまだ評価出来る状態にない。
RVP放出にはちゃんと備えてポドルスキ、ジルーを獲得したのに、
ソング放出の穴埋めをしなかったのはなあ。

前半戦振り返り〜ゴール編

ベストゴール候補は2つ。
1つ目はウエストハム戦のカソルラのミドル。
2つ目はスパーズ戦のシュチェスニーのGK→ジルー→ウォルコットポドルスキカソルラ

最も盛り上がったゴールはポドルスキの今季チーム初得点。
2番目はシティ戦のコシェルニー同点ゴール。